九州大学大学院システム生命科学府

九州大学大学院システム生命科学府

DIVISIONS

生命情報数理学

内田 誠一
(うちだ せいいち) 教授 伊都地区
教授
大学院システム情報科学研究院 情報知能工学部門

パターン認識・画像処理に関する研究に取り組んでいる。パターン認識とは、人間の持つ認識機能、すなわち「それが何であるか」を推論する機能を、工学的に実現しようとする学問である。本講座ではさらに、これら技術を様々な生物画像に適用した「バイオ『イメージ』インフォマティクス」に関する研究にも取り組んでいる。具体的には、顕微鏡等による様々なバイオイメージを対象として、そこに映っている各物体・物質に関する種々の定量化や状態解析を行うための、画像処理・認識・理解アルゴリズムを開発している。

九州大学システム生命科学府の生命情報科学分野生命情報数理学(内田)研究室についての紹介動画です。

手老 篤史
(てろう あつし) 准教授 伊都地区
准教授
マス・フォア・インダストリ研究所 応用理論研究部門

単細胞から人間まで幅広い生物の行動原理の理解を目的として数理モデルを構築しています。特に人間は誕生時、受精卵から人間らしくなるまで、進化の過程をたどるという考え方があり、単細胞から高等生物まで幅広く適応できる数理モデルが人間の行動原理理解に適しています。特に適応ネットワークと減衰・位相振動子を中心とした数理モデルを構築し、様々な生物の行動原理を研究しています。
 かつてガリレオは神学者達を「シンプリチオ」と単純生物かのように揶揄しました。現在、日本では恒常的に不適切な行動をとる研究者が存在し、世界から強い批判を受けています。単純生物を基にした研究者の行動原理の数理モデルを構築することにより、このような研究者が増殖・安定化する様子を研究中です。